みなさんこんにちは
僕は新卒で旅行会社に入社し、約12年勤めました。
僕が入社した旅行会社は既存のどちらかというと大手の部類に入るJ、H、K、日、読のどれかでございます。
主な業務は旅行の企画を行っていました。
僕はプロフィールにも記載の通り相当なアホなので、まずこの大手の旅行会社に入社できただけでも奇跡であり、入社当時は感謝しかありませんでした。

この会社で骨を埋める覚悟で業務にあたりました。
ところがパワハラを受け、やむなく辞めることに(2020年退職)
でも今では旅行会社の経験、パワハラに感謝しています。
こうして今仕事中にブログを書ける環境になれたので。
ということで、旅行会社に対する愛と憎しみを込めて旅行会社から脱出した経緯を書いていきたいと思います。
パワハラしたくなる環境
僕が定年まで勤め上げようと思っていたくらい愛していた旅行会社を辞めるきっかけになったのはやっぱりパワハラです。
でも、自分もパワハラチックなところがありました。
パワハラを受けた身だけど、自分もその気があるのですごい分かる。
矛盾してるかもしれませんがそうさせたのは環境だと思います。
実質休みなし
旅行会社は基本純粋な休みがありません。
まず基本的に旅行会社の業務は企画職であれば、出張、中には正社員でも添乗員をする会社もあります。(僕は添乗員してました)
土日に出張が被ったりするので、その代休を平日で補う。
そうすると不定期の休みでまとめて土日に休みが取れない。
また、常に動いているツアーの緊急連絡が休みであろうと夜中であろうと添乗員さんから入ります。
仕方ないことだし旅行会社なので当然なことですが、よほどこの仕事が好きでないと続けていくのは無理です。
今考えるとカオスです。
こうしたところから気持ちに余裕がなくなってくると思います。
サービス残業当たり前(2020年当時)
僕が勤めていた旅行会社は辞める人が多く、常に人が足りない状況でした。
大体午前中はお客様の電話対応。(中にはクレームも往々にあり)
そして当然ながら旅行企画は大量にこなさないといけない。
年々変わるトレンドをキャッチしてアップデートしなければならない。
紙媒体、ネット販売どちらも締め切りまでに完成させるのに追われます。
さらには企画だけではなく、予算管理も任されます。
僕が入社してから5年くらいしてから、労務環境にメスが入り、しっかりと時間を記録し、サービス残業してないか監査も行われてました。
ですが終わるわけがない業務を持ち帰り、自宅のPCで作業をする習慣となりました。
夜中2時まで毎日仕事していた期間もありました。
僕はまだ甘ちゃんな方で、中には月100時間当たり前な先輩も多くいました。
しっかり管理されているように見えて、実際はサービス残業しているのです。
最近でも同期と飲むと、これは今でも人によって状況は変わっていないようです。
飲み会多すぎ
旅行会社は運送会社、食事処、ホテル等の観光事業者との付き合いが多く、僕は多い日で週3日で飲み会なんてこともありました。
いわゆるバスツアーなどの量販部署は週5とも聞いていました。
そうなると体には悪影響ですし、無駄な出費がかさみます。
本来使うべきお金を見失って貯金も貯まりません。
僕は今飲み会は月に一回程度の頻度。
以前はストレスで毎日飲んでいたお酒も禁酒して2ヶ月経過。
お金にも体にも優しい生活を送っています。
若くして管理職に
僕がいた旅行会社は若くして裁量権ある仕事を任されます。
早ければ2年目から予算管理を任され、
早ければ5、6年目でリーダーとしてチームの長を務めます。
そうすると部下がたくさんいてそれを束ねて管理するわけなので若くして一国の王のような感じになります。
若い故に勘違いをしてペラッペラなくせに自分は偉いのだと振る舞う人が多くなります。
(自分もその一人でした)
こうした良い環境も時にしてパワハラ人材を産んでしまうのだと思います。
【大企業あるある】上が詰まってる問題
上記のパワハラ化してしまうような環境に加えてもう一つ大きな問題なのが、上が詰まってる問題です。
大企業ともなると席取り合戦のようになり、実力よりどれだけ上司に気に入られるかが重要になってきます。
僕がいた旅行会社は辞める人数もそこそこ多いけど、上が膨大な人数残っていて能力が高い人も全然昇格できないという状況がありました。
2022年7月現在、僕がいた旅行会社ではさらに役職のポジションが増えたみたいで上はどんどん遠くなっていくばかりなようです。
半年間の転職活動(当時33歳)
上記の状況を鑑み、僕は転職活動をしました。
でも旅行企画だけでは何の武器にもならず書類で落とされる毎日。
半年本当に辛い想いをしました。
面接後、打ち砕かれ東京駅で座り込んで眺めたぼやけた月を忘れません。
何とか半年の転職活動の末、次なる舞台、インバウンド業界に転職したのです。
【後悔】もっと早く転職しておくべきでした
当時2020年、僕は33歳での転職となりましたが、転職してみて感じるのは本当にもっと早く転職しておけばよかったという後悔です。
なぜかというと、
自分よりもっと早く転職した人は結構いい会社に転職しています。
まだ若いから大手も窓口を開けているんですね。
でも30を超えて35近くになると本当に何かに抜きんでた能力がない限り大手に中途で転職するのは至難の技だと思います。
なので僕のようにベンチャーになるのです。
そこで下積みして仮に2年働いたとしたら35歳。
1社では経験薄のため、もう一社経験しておきたい。
そうするともう37、8歳になって40手前です。
でももう少し早く転職できていれば経験を積めて40にはそこそこいいキャリアが築けていたのではなんて思います。
旅行しかスキルがない…まずは「市場価値分析」から
当時33歳。
30歳オーバーで旅行しか経験がない僕が異業界・異業種に転職するのは全て未経験と見なされ、
合計で約300は書類で落とされていたと思います。
数うち当たる作戦だったのですが、当然やみくもにやっていて通るわけがありません。
そこで僕は改めて自分の経験の棚卸をし、自己分析をしてみることにしました。
自己分析について転職エージェントに相談するのも良しです。
ですが、自分のことは最終的に自分でしか決められません。
それには他人のアドバイスはもちろん活かすことができますが、自分で発見しない限り、本当の答えを導き出せないと考えました。
そしてまずやってみたのが市場価値診断。
自分の市場価値、方向性を調査できるツールは多く存在します。
パソナ、dodaなどの名前をよく聞く転職エージェントもそうしたツールを提供しています。
いくつか試した中でも特におすすめだったのがこちらでした。
「日本の人事部 HRアワード2019
プロフェッショナル人材採用・雇用部門」の最優秀賞を受賞したミイダス
ミイダスの「市場価値診断」は、職務適性やパーソナリティの特徴、ストレス要因、相性の良い上司・部下のタイプなど、ビジネスマンとしてのコンピテンシー(行動特性)を分析できます。
また、市場価値診断だけではなく、求人応募もできますし、ビズリーチのように企業からの面接確約オファーも届く機能もあり、かなり使い勝手が良かったです。
一度お試しを。
市場価値診断結果をエージェントにぶつける
自分の強み、業界の方向性がある程度固まったら改めて転職エージェントにぶつけました。
転職エージェントは結局巡り合ったアドバイザーの人との相性だと思いますが、それでも求人紹介閲覧、応募の使い勝手、人柄などトータルで良かったのはこちらでした。
さすが大手といった感じです。
アドバイザーの方も仕事ではありますが、仮に選考が良いところまで行ったのに断っても印象が良かったのがdodaでした。
何でも相談でき、会社に交渉もしっかりしてくれました。
結果、dodaで今の会社に転職を決めることができました。
結局は人ではありますが、dodaは個人的におすすめです。
転職は思っいたったが吉日
とにかくパワハラ気質な業界ではあると思います。
Jは分かりませんが、それ以外の旅行会社は少なくともカオスなところがあると思うので。
その環境から抜け出すのはちょっとでも悩んだ今です。
ちゅん
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